近年のラグビーは、試合中にフォワードもバックスもお互いを補完するように動くことが多くなってきたので、練習内容も基礎的なものに関してはほとんど共通しています。

そうはいっても、それぞれに独特の要素があることは変わりませんので、そうした技術を高める練習はもちろん必要です。

ここでは、まずフォワードが基本的に行うべき練習を見ておくことにしましょう。


1.スクラムマシン

フォワードがまず練習で上達させておくべき要素は、スクラムです。

ラグビーにおいてはプレーが始まる起点とも言え、スクラムが強いだけで試合を有利に運ぶことができると言っても過言ではないでしょう。

スクラムマシンがある場合は、ぐっと練習がしやすくなります。

スクラムマシンはかなり重量がありますが、8人で押せば意外に軽く押し込むことができます。

まずは、力を最大限に発揮できるスクラムの組み方を覚えてください。

注意点は、

・頭はしっかり上げ、背中から腰のラインを丸めずにまっすぐ保つ


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・腰より頭が下がらないようにし、背中は地面と平行か少しだけ頭のほうが上にくるイメージ

・足は細かく掻き、押している間はできるだけ足が地面についている時間を長くする

・バインドをしっかりし、隣のプレイヤーとの隙間がないようにする(隙間なくギュッと固まっているほうが力が合わさりやすい)

慣れてきたら、マシンの上にタックルバッグなど重量のあるものを乗せたり人が乗ったりして負荷をかけます。

マシンの重量を増すことで、力が最も効果的に伝わる押し方が分かってきます。

また、時折フッキングも混ぜながら練習してもよいでしょう。


2.モール、ラック&オーバー

ラックやモールは初歩的な練習としてどこでも既にやっているはずですので、ここでは、バックスにボールを出したもののポイントより後ろに下がった地点で相手にタックルされた、という場合を想定した練習です。

ラグビーでは自分の位置よりボールが後ろにあるときは、基本的にオフサイドの位置になります。

フォワードから見て後ろにポイントができてしまうと、どうしても直線的にそこに向かいたくなりますが、斜め前や横からポイントに入るとオフサイドになる可能性があります。

そのため、一瞬ボールの後ろに下がってからラックやモールに入ることになります。

練習としては以下のようになります。

・フォワード、バックス、ダミーを持ったディフェンス役の最低3人。

・スタートの合図でフォワードはバックスにボールが出た想定でフォローに向かう。

・フォワードのスタート地点より下がった位置で、バックスはダミーに当たり、倒れ込んでボールダウンするか立ったままボールに絡まれそうになっているフリをする。

・フォワードはボールに直線的に入るのではなく、ボールの真後ろに一瞬入り、そこから「タテ」に入りなおすイメージ。

・バックスが倒れていればラックになるので、ダミーを持ったディフェンス役は、倒れたバックスをまたいでボールの上をまたぐように足を入れ、フォワードはそれを排除するようにアタックし、ボールをオーバーする。

・バックスが立っていればモールになるので、フォワードは味方バックスに身体を当て、ボールを確保する。

慣れてきたら、フォワードの人数を2人、3人まで増やしてやってみましょう。


3.ラインアウトでのロングスロー

ラインアウトもラグビーにおいてフォワードが担う独特な任務です。

普通のシチュエーションのものは普段から練習していると思いますので、特殊なパターンである「ロング」について触れておきます。

「ロングスロー」は、ボールを長く投げ入れ、ラインアウト最後尾の選手を走らせてボールを捕らせる方法です。

まず、ロングスローは15メートルラインを超えて投げることになりますので、以下のルールに注意が必要です。

・15メートルを超えてボールが投げられるとラインアウトが終了するため、10メートル離れて位置しなければならないというバックスのオフサイドラインも解消する。

・15メートルを超える場合、ボールがスロワーの手を離れた瞬間からオフサイドラインは適用されないので、ロングのサインが出ているときは投げた瞬間から味方バックスは前進しておく必要がある。

・ただし、結果的に15メートルラインをボールが超えない場合、オフサイドになるので注意。

・ロングスローの場合、ボールがスロワーの手を離れた瞬間からキャッチャー以外のフォワードも自由に動くことができるので、あらかじめボールを捕った後のポイントの作り方を練習しておく。

以上が注意点です。

これを踏まえて、ボールを捕った後、ポイントを作るのか、フォローしてきた味方フォワードにパスするのかに従った動き方を練習しておくと良いでしょう。

あるいは、ロングスローの場合はバックスが近くまで来ているので、バックスに展開することもできます。

一種のサインプレーと考えて、特殊なプレーを練っておくとよいかもしれません。


4.まとめ

ここで紹介したものは、通常よく行われる練習ではありますが、意外に時間をかけていないチームも少なからずあります。

特に、ボールの後ろからラックやモールに入る練習は、きちんと慣れておかないとフォワードが原因のオフサイドを連発してしまいます。

地味ではありますが、しっかりと練習して上達させておきましょう。



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