ラグビーで誰もが憧れるステップ。相手を抜き去るあの感動を沢山味わいたい、もっともっとキレのいいステップを踏めるようになりたい。などステップの悩みは沢山あると思います。

今回はステップの練習メニューを紹介させていただきます。


1.ジグザグ走を走りこもう

ラグビーの基本ステップにはサイドステップが欠かせない要素となります。サイドステップの切返しの強弱をつけキレのあるステップを練習するメニューになります。

No14

図のS地点からスタートしてまっすぐ走る時は全力横に矢印が向いてるときはサイドステップでスピードを落とす、またまっすぐに戻る時はチェンジ・オブ・ペースの要領でスピードに強弱を付けます。

最初は足がもつれたり上手くいかないこともあると思いますが、上達すればキレのあるスピィーディーなステップが踏むことも可能になっていきます。

大事なのは足元を見ずアイズアップ(前を見る)してステップ、スピードに強弱をしっかりつける事です。

慣れれば負荷をあげたり、数秒後にもう一人スタートさせて追いかけっこをさせたりするとバリエーションが増えたりしますのでチームに合わせた内容に変えるといいと思います。

また、マーカーを動かして斜めのステップを入れたりステップする距離を短くしたりと様々なアレンジをしてみてください。


2.シャドウランで相手の死角を突こう

続いて紹介させていただくのはシャドウランという練習メニューになります。まずはやり方から説明させていただきます。

二人一組を組んでもらいアタックとディフェンスに別れてもらいます。アタックはボールを持ちます。

ディフェンスはアタックに背中を向けて行います。普段は正面を向きあいますがこの練習メニューでは背を向けてディフェンスします。

背を向けた状態で顔だけを振りながら相手の進行方向に立ちディフェンスをします。手などを使って止めるのは禁止で足を使い進行方向に立ちふさがりましょう。ディフェンスは抜かれてもアタックの背中をタッチするようにしましょう。

ここからがアタックの練習、つまりステップの練習になります。

相手は背を向けている状態なので相手の死角を突き、姿を見失わせます。

ステップが遅かったり相手が見ている方向に飛び込んでしまったりすると中々抜けません。

実際に練習をしてみると奥が深くディフェンスも練習になります。これも上達のコツは下を見ずにアイズアップをする事です。

ラグビーをやっていると素晴らしいステップを持っている人間と出会う事があると思います。すべての人間が才能でステップを踏める訳ではありません。

地道な努力を重ね練習を行う事により手に入れた能力だと私は思っています。ステップに正解、間違えと言うのは少ないと思います。自分の個性を出してステップを上達していきましょう。