私はラグビーを上達するには、ラグビーの動きだけではなく、様々なスポーツの動きを取り入れる事は非常にいい事だと思っています。その様々なスポーツでラグビーに生かす事の出来るのがウエイトリフティングです。


1.ウエイトリフティングがラグビーと結びつく理由

ウエイトリフティングとラグビーは競技特性もまるで違います。どんな事がラグビーで生かす事が出来るのかを、まず説明させていただきます。

ラグビーはボールを持って行う15人対15人のスポーツです。それに比べウエイトリフティングは1人のスポーツです。では共通点はどこにあるかですが、ウエイトリフティングは、重たい重りを自分の体一つで如何に上に持っていくかを競うスポーツです。

ここがラグビーに共通している所です。ラグビーは重たい物(人間)に如何に力を伝え動かすかが、重要なスポーツです。ラグビーは相手が動いてはいるが、全身を使ってパワーをひねり出すのは一緒です。

そして重要なのは瞬発力を鍛えるのにものすごく効果的だからです。

ウエイトリフティングは一瞬のパワーで重りを上げなければいけません。つまりパワーを使いながらスピードを上げる事ができるのです。

私はラグビーに必要な要素大きく分けてスピード、パワー、瞬発力、スタミナの4種類だと思っています。

ウエイトリフティングを練習に取り入れる事によりスピード、パワー、瞬発力の3つも鍛えられることになります。ラグビーのトレーニングではウエイトリフティングが非常に有名で有名高校さんや、代表選手まで大きくラグビーでは知れ渡っています。


2.どんな練習メニューをすればいいか

実際に練習メニューをしようとする場合、自分たちは畑違いだからどんな練習をすればいいかわからない、と言う選手達もいるでしょう。今回紹介させていただく練習メニューは、ラグビー流にウエイトリフティングの練習を変えたものになります。

練習メニューは2種類あります。ほかにも沢山ありますが、今回は2種類説明させていただきます。

1種類目はスナッチです。スナッチは頭の上まで重りを素早くあげる練習になります。まずはフォームが上達しなければ練習できませんので、シャフトだけで行う事をオススメします。

地面にあるシャフトを持ちそこから一気に頭の上まで持っていきます。重要なのは手だけで上げるのではなく、体全身を使い思いたい重りを上げる事です。

2種類目はパワークリーンです。スナッチは頭の上まで重りをあげましたが、パワークリーンの場合は胸まで上げます。足元にある重りを胸元までもってくるその際に、肘を中に入れ胸元で一度キープをする。これを繰り返し行う練習メニューになります。

ウエイトリフティングは非常にフォームが需要な競技です。フォームをしっかり確認し、練習を行いましょう!ラグビー上達、パワー向上には欠かせない練習メニューだと思います。私自身ラグビー選手だった時嫌と言うほどウエイトリフティングをしました。パワー強化にはオススメな練習メニューです。