ラグビーの試合前に皆さんはどういったアップメニューを入れますでしょうか、よくあるのがグリッドを作り対面でポップパスをしたり、ガッドパスをしたりのメジャーなアップなどではないでしょうか。
今回私が紹介したい試合前の練習メニューは
①ラグビーに近い動きで身体を暖める
②レスリングの動きをいれてウォーミングアップ
の二つ紹介させていただきます。
1.ラグビーに近い動きをいれてウォーミングアップ
ストレッチには大きく分けて二種類あります。動的ストレッチと静的ストレッチがあると思います。今回紹介させてもらうのは、動的ストレッチを入れながら心拍数をあげる練習メニューです。
やり方は、試合に出るメンバーをトライラインに並ばせます。指導者の方に笛を鳴らしてもらい、10mラインまで動的ストレッチを入れながら、反復するメニューとなります。
①ウォーキング
②ウォーキングしながらつま先をタッチ
③サイドステップ
④4つ足歩行
⑤ジョギングしながら肩回し
⑥バービーを2回した後ダッシュ
⑦ランジをした後にダッシュ
⑧バックダッシュ
⑨クラウチングスタートからダッシュ
⑩地面に1度ダウンしてからダッシュ
など10種類程度を混ぜながらやると心拍数もあがりストレッチも兼ねてできるので試合前に適切である。
ラグビーだけでなくウォーミングアップは、試合開始に100%の力を出す為に行うものだと私は思っています。試合前に疲れ切っても駄目だし、動かなさ過ぎても駄目、適度なウォーミングアップが試合に勝つ第一歩だと考えます。
2.レスリングの動きをいれてウォーミングアップ
続いて紹介するのは身体が温まってからのウォーミングアップです。
二人一組を組んでもらい、対面に立ち握手をしてもらい、手を離さないように片手だけでタックルに入られないようにしたり、タックルに入ったりします。
足をかけられて手が離れてしまったり、タックルに入られて地面についてしまわないように我慢をしながら相手のスキをついて低くタックルに入る。
言葉を変えればタックルに入られないようにするのは、ラグビーで言えばアタック、逆にタックルに行く側はディフェンスです。
それが目まぐるしく変わるので、本能的に動く事が求められたりします。試合前にこの動きを取り入れることにより身体を当てる事、素早く相手を倒す事などウォーミングアップに適しています。
後はチームで行いたい戦術であったり、チームで行いたい動きなどを取り入れて、チームにあったウォーミングアップを組み立てていきましょう。
レスリングの動きはラグビーにおいて非常に有効的だと私は考えます。レスリングだけでなく他のスポーツから参考にできる動きであったり、練習メニューは上達の近道であったりします。ラグビーだけでなく様々なスポーツの練習から上達のコツを探しましょう。