ラグビーのフルバックの動きは経験者ならわかると思いますが、かなり難しいと思います。

相手がどこに蹴ってくるのか、スペースを狙われないようにキックディフェンスをしなけらばなりません。

また、オフェンスではマイボールになった瞬間に1番後ろから上がってアタックに参加しなければなりません。

そんなフルバックの動きについて解説していきたいと思います。


1.フルバックのディフェンス

フルバックのディフェンスにはキックディフェンスとフィールドでのディフェンスがあります。

フルバックは守りの砦最後のプレーヤーになるため、味方選手とのコミュニケーションが一番大切です。

それではそれぞれ見ていきます。


1.キックディフェンス

フルバックをやるならキックに対する嗅覚が大切です。

相手がどこに蹴ってくるのか、どのくらいキックが飛ぶのかを考えてウィングとコミュニケーションを取り、対応していかなければなりません。

相手のキック力は前半10分ほどでチェックし、それに対応して適切な位置にポジショニングする必要があります。

キックに対するキャッチも大切です。

キックディフェンスはキックのキャッチ能力そして、フィールディングが要求されます。


2.フィールドのディフェンス

フルバックのディフェンスの動きはフォワードの選手とは違ったディフェンスになります。

ラグビーでは最後の砦と言われるフルバックは、抜かれたら失点に繋がってしまいます。

なので、一発で抜かれてしまうタックルはしないほうが良いです。

フルバックのディフェンスはほとんどが1:1になるようなディフェンスです。

そこで一か八かのタックルにいってしまうと、外れた時に失点してしまいます。

どういうディフェンスをしたほうがよいのかというと、味方のディフェンスの戻りを気にしながらディフェンスをします。

少し難しいのですが、1:1になってもギリギリまで味方のかえりを待ち確実に止められるという時まで待ちます。

我慢して我慢してここだという時にタックルにいきます。

しかし、場所にもよるのですが自陣ゴール前は待ちのディフェンスではなく、ゴールラインを死守するディフェンスをします。


2.フルバックのオフェンス

フルバックのオフェンスの動きについてやはりキーマンと言われる動きだと思います。

バックスのセットプレーのサインプレーでは裏のサインやオープンに振るサインでは要になってくると思います。

ウィングへのラストパスや自らがペネトレーターとなる場合などでフィニッシャーと関わるポジションです。

また、サインプレー以外にもバックスの裏でボールを受け外展開するためにキーとなるポジションです。

今回はラグビーのフルバックの動きに関して解説してきました。

フルバックはポジショニングが大事です。

試合を想定した練習ではポジショニングを意識して動きましょう。