バックスの選手に限らず、パスの飛距離を伸ばす事に悩んでいる選手も多いと思います。実際に私も飛距離が伸びずに、悩んだことがあります。では、どのようにすれば飛距離が伸びやすいかを今回説明させていただきます。
1.お風呂に入りながらリストの筋力をUP
まず、パスの飛距離を伸ばそうと思った時に必ず出てくるのが筋力不足です。これは遠くへ飛ばそうとすればするほど、必ず必要となってきます。ではどのような筋力トレーニングが効果的か説明させていただきます。
普段筋トレなどは絶対に行わないお風呂場で、今回は行うトレーニングです。お風呂に浸かりながらトレーニングする事により、時間を無駄にせず日課にしやすいのが利点です。
私はお風呂ではなく、アイシングをする際(冷たい水で身体を冷やす行為)にやっていましたが、2日に1回やれば飛距離も必然と長くなります。
やり方は簡単で、お風呂の中で鍛えたい方の手首を反対側の手で持ち手をパーの状態で上下するだけです。
お風呂の中もしくは水の中でやると負荷がかかり手に負荷がかかります。この負荷でトレーニングを行うものです。バスケットボールなどのトレーニングで使われているトレーニングですがそれをラグビーで使うトレーニングにしたものです。
実際100回ほどやると、前腕が非常に熱くなりリストの強化にはもってこいです。ラグビーにおいて筋肉はあれば困る事はないので、飛距離を伸ばすだけでなく筋力トレーニングとしてもオススメです。
2.飛距離を出す為に体重移動をスムーズに
次に紹介させていただくのは体重移動のお話です。筋力が付いたなら実際に飛ばす準備は整ったと思ってください。
例えるならばミサイルの燃料は入った訳です。しかし燃料があっても、ミサイルを飛ばす手段がわからなければミサイルは飛びません。実際にこのミサイルを飛ばすために必要な上達のコツを説明させていただきます。
ラグビーはパスを投げるにしても、タックルをするにしても体重移動が、非常に大事なスポーツだと思います。これはラグビーだけではないのですが体重移動、つまり身体をスムーズに動かすことにより上達していきます。
ラグビーのパスを飛ばすには、上半身が突っ立ったままでは中々遠くへ飛ばすことができません。
飛距離を出したい時に出てくるキーワードは体重移動でパスに体重が乗るとスピード、飛距離がでてきます。
実際にパスに体重を乗せるわけではないのですが上手くボールにパワーを伝える方法になります。
パスをする際に体を一緒に連れて行きます。この連れて行く時が肝心で一緒にパスに付いていきすぎても駄目、付いて行かなさ過ぎても駄目なのです。
後は細かく自分で調整しながらパスを続けましょう。体重がパスに乗っかると本当に早く遠くまで飛ばすことが可能となってきます。
気を付けて欲しい事が1点あります。それは遠くへ飛ばそうとする際に上にボールが行ってしまう事です。上に投げれば遠くへ飛ばす事はできますが練習としては真っ直ぐスピードのあるボールを投げるように心がけましょう。