今回紹介させていただくのは、コンバージョンキックの練習メニューですが、その前に、如何にコンバージョンキックが大切かを説明させていただきます。

現在のラグビーで得点を取る方法は二種類しかありません。一つはトライ、もう一つはキックです。トライは5点でコンバージョンキックは2点です。

ペナルティーキックであれば3点です。キックを上達させてしまえば一人で得点を得るチャンスが増えるということです。


1.タックルバックでキック練習をする

なかなかラグビーのHポールがなくコンバージョンキックの練習ができないチームや選手がいると思いますが、そんな選手、チームに紹介させていただきたい練習メニューになります。

まずはやり方を紹介させていただきます。円柱型のタックルバックを用意します。それを倒し片方の端に1人座らせます。

コンバージョンキックの練習をする選手は座っている逆側の端を思いっきり蹴っていきます。すると座っている場所を中心にグルグルと時計みたいに回っていくと思います。

ラグビーのキックの基本は、つま先を伸ばし体重を乗せてキックをする事で、インパクトのあるキックが行えればどんどんタックルバックは回っていきます。

キックをする時につま先を意識しないと足が痛くなってきてしまうので、しっかりつま先を伸ばした状態で蹴っていきましょう。

慣れてくれば、蹴る前の踏み出す足を1歩出して蹴る1歩出して蹴る、とリズムよく足を踏み出してみよう!インパクトのあるキックができればタックルバックから出る音がボスッ!と言った音になると思います。逆

にあまりインパクトがない場合はポスッと音が鳴ります。相方に今の音どうだった?など確認を取りながら練習をすると効率があがります。


2.ラグビーポールを使ったコンバージョンキック練習

続いて紹介するのはラグビーポールを使った練習メニューです。

五郎丸選手の練習方法に、ポールにボールを当てるという練習がよく紹介されますね。非常に制度の高いキッカーの練習方法として素晴らしいと考えます。

ですがコンバージョンキックを、今まであまり経験した事がないなどの選手に、オススメの練習メニューを紹介します。

二人一組で、まずどちらか先行、後攻を決めます。最初は10mのど真ん中からコンバージョンキックを行い、成功したら後ろに五歩、右か左に五歩進みます。

逆にミスをした場合は後ろに五歩、右か左に五歩進みます。自分が一番蹴りやすい位置を見つけたり成功を仲間と喜んだりと、コンバージョンキック初心者の選手にはオススメの練習です。

最初はなかなか思い通りにボールが、飛ばなかったりボールのインパクトが弱くなかなか飛ばなかったりと色々問題が、出てくると思います。解決策は蹴る最後までしっかりボールを見て体重を前にかけて蹴りだすことです。

後は練習量が物を言うスキルなので沢山コンバージョンキックの練習をして上達しましょう!

コンバージョンキックが沢山入るプレイヤーがいるチームは、アタックにもバリエーションが増えたり得点ができる範囲が大きくなるので非常に有利なゲーム展開が期待できます。